TOP     forum(member-only)   research notes   news release   column   books   scenario planning    
About Us

Syndicate this site

BLOGカテゴリー

Site Stats


フィードメーター - OUTLOGIC ONLINE




Recommend

『技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか』
アーキテクチャと戦略技術の見極め、標準化とビジネスモデルの三位一体経営。


『コンセンサス標準戦略―事業活用のすべて』
標準化エコノミー時代の事業戦略を考えるために。

Subject To Change
『Subject To Change』
顧客の「経験価値」にフォーカスして、最高の製品とサービスを作る方法。

メディチ・インパクト
『メディチ・インパクト』
イノベーションは異文化・異分野の枠を越えて接点を見出してこそ次々と斬新な発明・アイデアを生むことができる。

イノベーションと企業家精神
『イノベーションと企業家精神』
最高のイノベーション教科書。

ヒット企業のデザイン戦略
『ヒット企業のデザイン戦略』
トレンドの変化からギャップ、インサイトを引き出し、商品企画に結びつけるための方法論が実践的。

イノベーションへの解―利益ある成長に向けて
『イノベーションへの解』(クリステンセン)
比較的大規模な新規事業・イノベーションを考える人にとっての必読書。

顧客理解の技術
『顧客理解の技術』
構造変化と消費者インサイト、直感と論理的思考と融合的アプローチへ。

制度と文化―組織を動かす見えない力
『制度と文化―組織を動かす見えない力』
組織への洞察なき変革論は、意味をなさない。

ビジネスを育てる
『ビジネスを育てる』
敢えて「社会起業家」などと呼ばなくとも、すべてのビジネスにはそうした意義がある(はず)。スモールビジネスの起業と経営について。

自分の仕事をつくる
『自分の仕事をつくる』
規模を追求しないこだわりの仕事とワークスタイル。

ベンチャー創造の理論と戦略
『ベンチャー創造の理論と戦略』
新事業ベンチャーのためのビジネスプランを作成する際の教本。

コーペティション経営
『コーペティション経営』
ゲーム理論から事業戦略を考察する。

事業システム戦略―事業の仕組みと競争優位
『事業システム戦略―事業の仕組みと競争優位』
ビジネスプランを考える際には、この深さまで考え抜きたい。

キャズム
『キャズム』
事業開発、市場開発などの面で必ず読んでおくべき本。

アントレプレナーの戦略思考技術
『アントレプレナーの戦略思考技術』
マイルストーンごとの仮説検証型ビジネスプランの実践法(DDP計画法)。

プロフェッショナル・アントレプレナー 成長するビジネスチャンスの探求と事業の創造
『プロフェッショナル・アントレプレナー 成長するビジネスチャンスの探求と事業の創造』
いかにして「事業機会を探索」すべきか。産業の選択と構造変化への注目、直感が重要である。

ブルー・オーシャン戦略
『ブルー・オーシャン戦略』
競合のいない新市場の創造の仕方。

日本のブルー・オーシャン戦略
『日本のブルー・オーシャン戦略』
日本企業にとってより分かりやすい形での教科書。

コア事業進化論
『コア事業進化論』
自社のコアを見直すことによって成長戦略を考える。

伸びない市場で稼ぐ
『伸びない市場で稼ぐ』
低成長市場でいかに成長戦略を考えるか。

戦略不全の論理
『戦略不全の論理』
長期的視点からの戦略とは何か。戦略の本質を考えさせられる。

経営に終わりはない
『経営に終わりはない』
ホンダの名参謀、副社長だった藤沢武夫氏の経営論。

マイクロソフト・ウェイ
『マイクロソフト・ウェイ』
やはり米国企業の最優秀な人間たちの戦略能力には凄いものがある。

プラットフォーム・リーダーシップ
『プラットフォーム・リーダーシップ』
プラットフォームやエコシステムへの視線なしに戦略を語るのは難しくなった。

ビジネス・アーキテクチャ―製品・組織・プロセスの戦略的設計
『ビジネス・アーキテクチャ―製品・組織・プロセスの戦略的設計』
アーキテクチャへの洞察なくして、産業の競争力は理解できない。

経験経済
『経験経済』
パラダイムの変化。付加価値の源泉は経験価値へ。

シナリオ・プランニング「戦略的思考と意思決定」
『シナリオ・プランニング「戦略的思考と意思決定」』
将来の不確実性を事業機会にするために。

オペレーショナル・インテリジェンス
『オペレーショナル・インテリジェンス』
経営陣の意思決定に資するための企業情報活動。

マネーマスターズ列伝
『マネーマスターズ列伝』
経済学者ではない、投資家としての長期的な見通しを得るための各人の独自の手法が素晴らしい。強く影響を受けた本。

...more BOOKS


06.Design & Creativity : IDEOはエクスペリエンスを創造することによってモノをリ・デザインする
投稿者: sugimoto 投稿日時: 2004-5-20 12:50:00 (4959 ヒット)



デザイン・ファーム大手IDEOを取り上げた特集が、BusinessWeekに掲載されています。

The Power Of Design

IDEO redefined good design by creating experiences, not just products. Now it's changing the way companies innovate.

※PDF版のカバーストーリーもダウンロードできます。こちら(PDF)

以前から注目してきたIDEOですが、この記事の内容も実に面白い。

タイトルにある通り、「製品」のインダストリアルデザインをやっているのではなくて、顧客にとっての「サービスのエクスペリエンス」をデザインしていると、自己定義しています。



引用:

Yet by showing global corporations how to change their organizations to focus on the consumer, IDEO is becoming much more than a design company. Indeed, it is now a rival to the traditional purveyors of corporate advice: the management consulting companies such as McKinsey, Boston Consulting, and Bain. Management consultants tend to look at the corporate world through a business-school prism. By contrast, IDEO advises clients by teaching them about the consumer world through the eyes of anthropologists, graphic designers, engineers, and psychologists.

IDEO doesn't have the field to itself. Witnessing IDEO's success, management consulting firms are expanding their offerings to corporate clients to include a greater focus on consumers.


こうなるとマネジメントコンサルティングファームも黙っていません。
一生懸命、よりコンシューマーの方を向いたマーケットインサイトを提供しようと試行錯誤している模様です。(コンサルファームの強みはBtoBで、BtoCは苦手とされていますが。Consumerの理解はロジカルにはいきません・・・)

ちなみに、従来のマネジメントコンサルタントとIDEOのアプローチの違いは決定的です。

引用:
IDEO works fast. That's because the company requires its clients to participate in virtually all the consumer research, analysis, and decisions that go into developing solutions.

Unlike traditional consultants, IDEO shares its innovative process with its customers through projects, workshops, and IDEO U, its customized teaching program. In IDEO-speak, this is "open-source innovation."


では、これだけ実効性があって、しかも実績のあるIDEOのアプローチは、日本企業でも受け入れられるのでしょうか?

この点について、シリコンバレーの梅田望夫さんが実に洞察力のある考察を披露されています。

デザインがビジネスに与える力 [梅田望夫・英語で読むITトレンド]

IDEOの斬新さを的確にサマライズした上で、、、

引用:
ここまで読んだ読者の方は何を感じられたであろうか。僕の感想はちょっと特殊かもしれないけれど、「こういうプロジェクトを、日本企業に売るのは難しいだろうなぁ」というのが、条件反射であった。

日本企業の場合、仮にこの文章で描かれるような世界観に共感し、「consumer experience」が大切だ、顧客をより知らねばなぁと思っても、IDEOのような外部リソースを、欧米の会社のようには使わないのが普通。


まさにその通りだと思いました。もちろん、ますます同質化・等機能化しつつあるコモディティ競争が増えるなかで、いかにクリエイティビティを製品開発に取り込むか、というのは日本企業にとって重要な経営課題になってくること、あるいは既になっていることは間違いないと思います。そのときに、外部リソースに頼るか。

やっぱり難しいだろうな、と。
マネジメントコンサルティング市場でさえ、欧米に比べれば全然小さな市場に違いないですし、穿った見方をすれば、従来の日本のコンサルファームの仕事ぶりが、ますます日本企業の自前主義を助長したとみることもできるかもしれません。方法論を押しつけられるコンサル手法を無意味なものとして除外し、自ら考えようとした経営者はむしろ見識があったのかも、と思うわけです。

しかし、、、IDEOのアプローチは、イノベーションを行おうとする企業とパートナーシップで仕事を遂行するもので、これは積極的に活用できればいいな、と思います。もっと斬新で独自の首尾一貫性をもった製品やサービスが出てきてほしいと、一消費者として思います。

私も、「IDEOモデルが日本で受け入れられるのは難しい」とする梅田さんのご意見に基本的には同意。とはいえ、幾つか日本でも受け入れられるシナリオがあり得るのではないか、と思い、以下に列挙してみます。

iモード開発モデル: 外部のタレントを開発チームに組込んだプロジェクトを遂行(IDEOが人材を派遣・常駐させる)

ワークショップ型モデル: 商品企画担当とマーケター、消費者のワークショップのファシリテーション(商品開発の企画フェーズのみの緩やかな支援)

企画型(未来のメーカー)モデル: IDEOのような会社が自主企画をしてしまい、その製品プロトタイプを企業に売却する、あるいは生産を委託して自らが企画型の「メーカー」になってしまう


実は、IDEOのアプローチが日本企業に受け入れられるか否かは、OutLogicのビジネス・プロデュース事業の成否とも大きな連関性があると思っているので、実に気になるポイントです。

また、この領域では、日本では広告代理店がいま、もっともIDEOに近づけるポジションにいるような気もしています。



発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法

トム・ケリー, Tom Kelley, ジョナサン・リットマン, Jonathan Littman, 鈴木 主税, 秀岡 尚子

発売日 2002/07/25
売り上げランキング 2,989
おすすめ平均
頭を柔らかくしたい人におすすめ
トップの仕事術
チームで発想するための刺激的な事例集

Amazonで詳しく見る415208426X



<ご参考>

【コラム】 ビジネスの世界も「タレント」の時代へ




<追 伸>
・IDEOを取り上げたメディア一覧
 http://www.ideo.com/media/info.asp?x=2

イノベーションを創出する IDEOマジック



このエントリーをはてなブックマークに追加




印刷用ページ このニュースを友達に送る
投稿された内容の著作権はコメントの投稿者に帰属します。
投稿者 スレッド
ゲスト
投稿日時: 2004-5-20 19:19  更新日時: 2004-5-20 19:57
 Re: IDEO redefined good design by creating experiences, not
Sotto Voce村山さんも触発されてまとめています。エントリとしてはこっちの方が好みかもしれません。
 IDEO: The Power of Process
取り急ぎ。
sugimoto
投稿日時: 2004-5-23 14:36  更新日時: 2005-2-6 13:27
OUTLOGIC
登録日: 2004-3-2
居住地: 埼玉県
投稿数: 5824
オンライン
 Re: IDEO redefined good design by creating experiences, not
TB, ありがとうございます。

IDEO: The Power of Process
http://naotakeblog.typepad.com/sottovoce/2004/05/ideo_the_power_.html

とても参考になりました。

引用:
こういうモデルにおけるコンサルティング会社の価値、梅田さんご指摘の通り確かにインタンジブルなものである。これを普通のコンサルティング会社のように「プロジェクト」として売るのは確かに日本企業相手には困難であろう。ただ、「社員研修・教育」として、消費者理解・商品開発のノウハウを実際の課題に取り組みながら教える教育プログラムとして売れば(実際に、IDEO Uという教育プログラムもあるようだ)、結構売れるのではないかな、とも思う。


「プロジェクト」でなく、「教育プログラム」として売る。

昨年はこの点をさんざんリサーチしたんですが、本当にそうですね。日本企業の現状では、プロジェクト単位で外部リソースを活用するよりは、社員をエンパワーしてくれるものの方にお金を出す。

「では売れるやり方でやるか」ということになると、ここはやはり悩ましい判断ではあります。やはり、「一緒にプロジェクトをやりながら互いに学ぶ」のと、「既にメソッドがあってそれを伝授する」というのでは、根本的なアプローチの違いがありますね。
ゲスト
投稿日時: 2005-2-6 11:04  更新日時: 2005-2-6 11:04
 アップルの製品戦略と推薦図書
トラックバック: 小林雅のブログ-ベンチャーキャピタリストの独り言
NiXLOGの「Apple's Tipping Point: Macs For The Masses Infographic」にアップルの製品戦略のきれいな図が掲載されています。他のブログで見たものですが、参考になるので備忘録としてこのブログにも残しておきます。

ところで、ベンチャーキャピタリスト選書に「発想...
ゲスト
投稿日時: 2005-2-6 11:29  更新日時: 2005-2-6 11:29
 IDEO特集
トラックバック: 小林雅のブログ-ベンチャーキャピタリストの独り言
トラックバックして頂いたサイトを見ていたらIDEOの関連記事があったので、備忘録としてまとめてみました。 

備忘録として、以下の残します。

?The Power of Design
?IDEO redefined good design by creating experiences, not just products. sugimotoさん...
ゲスト
投稿日時: 2006-1-8 1:19  更新日時: 2006-1-8 1:19
 すべてが円環を描いた!
トラックバック: シリアルイノベーション
これまでこのブログでモジュール化、Collective Intelligence
ゲスト
投稿日時: 2006-5-5 4:51  更新日時: 2006-5-5 4:51
 『デザイン』という切り口から【IDEO編】
トラックバック: 28歳からのリアル日記
過去2回書いてきた『デザイン』という切り口からの最終(一旦の)章としてご紹介したい素晴らしい企業があります。


企業の名は   IDEO


僕がプロダクトデザインの世界にはじめて
ecri
投稿日時: 2006-8-7 13:55  更新日時: 2006-8-7 13:55
Membership
登録日: 2005-12-27
居住地: TOKYO
投稿数: 242
 Re: IDEO redefined good design by creating experiences, not
本日のCnet JapanにIDEOの組織開発コンサルティングについて記事が出ていました。

IDEOが教える「イノベーションを生む秘訣」

IDEO内で人材トレーニングビジネスが育っているようです。
入り口がマネジメントではなく、
イノベーションとデザインというのがとても興味深いところ。
やはりこの部分にビジネスニーズはあったのですね。
先を越されてしまった、感もありますが・・・

引用:
--ほかのコンサルティング会社とIDEOは、何が違うのでしょう。

例えば、有名な総合コンサルティング会社のMcKinsey & Companyは、教科書で学ぶような一般論を個別の案件に当てはめていくというスタイルをとっています。

 しかしIDEOは、McKinseyとはちょうど反対の視点から、自分たちの知恵を引きだすというやり方をしています。つまり、個別の案件で得たノウハウを理論化していくという方式です。そもそも、1つ1つのクライアントが必要とする商品に、一般的な例などありませんからね。



余談ですがこんなレポートも。
フォトレポート: IDEOが手がけたガジェットの名品たち
月間トップ5のエントリー
よく読まれたエントリー

copyright (c) OUTLOGIC All rights reserved.